在ブリスベン日本国総領事館からのお知らせ

1.クイーンズランド州における犯罪発生状況

クイーンズランド州警察本部が発表している犯罪統計等による当地の犯罪発生件数等は以下のとおりです。ご覧頂いてお分かりのとおり、当地は安全と言われていながらも、人口比で全豪と比較した場合、暴行傷害、強盗以外の犯罪に関してはいずれも発生件数が大きく上回っており、犯罪に関しては十分に注意を要する地域であることが判ります。また、日本の人口比発生件数と比較するとその差は歴然としており、殺人が7倍、暴行傷害が26倍、性的犯罪が44倍、強盗が32倍、侵入盗犯に関しても17倍の発生があり、当地で生活するうえで日本の安全意識のままでは極めて不十分であることが判ります。

犯罪認知件数

人口10万人当り発生件数

検挙件数

検挙率(%)

人口10万人当り発生件数

95/96

96/97

増減(%)

95/96

96/97

増減(%)

95/96

96/97

95/96

96/97

全豪(96)

日本(96)

殺 人

235

225

-4

7

7

-6

203

210

86

93

2

1

暴行傷害

17,242

16,834

-2

514

490

-5

11,441

11,140

66

66

620

19

性的犯罪

4,513

5,974

32

135

174

29

2,777

4,309

62

72

79

4

強 盗

2,062

2,225

8

61

65

5

678

755

33

34

89

2

恐 喝

108

156

44

3

5

41

50

67

46

43

1

9

侵入盗犯

64,960

69,479

7

1,936

2,023

4

54,918

57,668

22

22

1,703

118

引用:QLD Police Service, Statistical Review 1996-97. Australian Bureau of Statistics, Recorded Crime 1996. H9年版警察白書

注:人口10万人当り発生件数は丸めた数値となっており、その増減(%)は丸める前の数値から計算されている。

 

2.犯罪の特徴的傾向

総領事館に届け出のあった事案の中で、特に邦人の被害が多く、犯罪の特徴的な傾向のある事案についてその対策をまとてみましたので参考にして頂ければ幸いです。

    (1) 客室荒し
      ホテル等の客室で、ほんの数分間の無施錠による盗難や施錠のない場所での貴重品保管による被害が特に目立ちます。ホテル等滞在中は、常時鍵を掛け(チェーン・ロックも同様)貴重品は必ず金庫で保管して下さい。

    (2) 空き巣・忍び込み

      扉以外の無施錠箇所(特に夏の夜間に開けている窓)からの侵入による盗難や、外出時の窓などの鍵の掛け忘れによる盗難が目立ちます。

    (3) 車上狙い

      車の鍵を車底や車の近くに隠さずに、常時携行して下さい。貴重品が入ったバッグ等を車内に放置したまま車を離れないで下さい。車外から放置したバッグ等が見える状態は特に注意して下さい。路上駐車は誰が車に近寄っても周りからは不審に思われず、車内から荷物を取り出していても不自然ではないことから、犯人には格好の獲物です。長時間の路上駐車は危険です。

    (4) 置き引き

      空港で待合せの際、注意が散漫になった間に横や後ろに置いていた鞄などを盗まれたり、荷物の詰め替え時の携帯品の盗難が多発しています。また、レストラン(ビュッフェ・スタイル)で料理を取りに行っている間にテーブルや椅子上に置いたバックの盗難が頻発しています。

    (5) ひったくり

      携行品の形状や持ち方に注意して下さい。肩紐の長いバッグはひったくりやすく要注意です。肩紐はたすき掛けにし、バッグは体の前面で必ず手を添えて保持するなどの注意が必要です。

    (6) すり

      貴重品(現金やカード・TC類)は分散して携帯し、特に財布はむやみに人前で開かない方が無難です。絶えず注意の行き届く所に貴重品を携帯するようにして下さい。

作者注: 財布の中身をむやみに人に晒すのは、極めて危険であるばかりか、犯罪の誘発行為とも取られかねません。


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