安  全  情  報
在ブリスベン日本国総領事館
平成11年1月21日発

1.いかさま賭博による被害の多発

     最近特に総領事館に相談が多い事案として、東南アジア人グループによるいかさま賭博の詐欺被害があります。ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズ等で、ワーキングホリディの若者が立て続けに被害にあっています。このような詐欺事件の場合、現地警察に届け出ても対応が不十分であったり、自分自身が闇賭博に関わっていることから、警察への届け出を躊躇する場合が多く、反面、賭博に関わったことが事実である以上、犯罪者グループからの金の支払い要求を一方的に拒絶することができず、事が事だけに本邦の親にも仕送りを頼むわけにも行かずで、困り果てて相談に来る人が殆どです。

2.いかさま賭博の形態

     犯罪者グループの手口は概ね以下のようなものです。
      ^ 「以前、日本で生活していた。」「兄弟が日本に住んでいる。日本の事や日本語をもっと知りたい。」等と言って親し気に近付いてくる。

      _ 犯人は殆どの場合複数で、男女で夫婦を装っていたりします。見るからに人が良さそうな感じで、服装等もこざっぱりしているようです。

      ` シンガポール人や香港人を語り、片言の日本語を話すなどして信用させる。最初は飲み物を奢ったり、食事に誘う程度だが、打ち解けた段階で如才なく住所や電話番号等の連絡先、勤め先や学校名を聞き出す。犯人の中には、日本の実家の資産状況まで巧みに聞き出している者もいる。

      a 「知り合いにカジノのディーラーがいる。」「昔し、カジノで働いていた。」等と言って、「絶対に勝てる方法がある。」と言って、さもそれらしく方法を説明してみせる。最初は政府公認のカジノへ連れてゆき、その後闇カジノへ誘う。最初は儲かるのだが、徐々に負けが込むようになる。

      b 負けた額を請求される場合もあるが、負けた分を取りかえしてやるから資金を出せと言われ、巧みに言葉を誘導してYesと言わせた後に、しつこく金の取り立てを行う。多い場合には2,000万円以上請求された事例もあります。

3.被害を避けるために

    ^ 親し気に話しかけてくる相手を軽々しく信用しない。

    _ 危ない、あるいは不審に思った場合は、臆せずはっきりNoと言う。

    ` Noと言ってもしつこく話しかけられたり、誘われる場合も多いが、このような相手は尚更危険です。

    a 知り合ってすぐに、住所や電話番号、仕事先等を教えない。 


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