旅行者のための健康相談室

以下の情報は厚生省成田空港検疫所(0476-34-2310)発行の資料を参考にして作成しました。有益な資料をご提供頂きありがとうございます。


カンボジアを含む、東南アジア諸国へ赴く際の健康に関する情報や注意事項を、厚生省成田空港検疫所発行の資料等を参考にして、カンボジアでの勤務経験のある医師の意見を加えてまとめました。内容は次のとおりです。

  1. 東南アジア地域へ旅行される方へ

    東南アジアに共通する感染症や食中毒など健康面での情報、注意事項が記載されています。

    一般旅行者が感染しやすい感染症

    1. 長期滞在者が感染しやすい感染症
    2. 東南アジア地域を旅行する場合の留意事項
    3. 感染症に罹りやすい食べ物
    4. 避けたい行為

 

  1. 海外感染症情報(カンボジア)

    厚生省成田空港検疫所発行の海外感染症情報から、「カンボジア」分に加筆し掲載しています。

    1. 感染症の流行状況
    2. カンボジアでの病気予防法
    3. 注意したい食べ物
    4. やってはまずい行為
    5. マラリア情報(WHO)

     

  2. 海外保健医療情報(カンボジア)
    厚生省成田空港検疫所発行の海外保健医療情報から、「カンボジア」分に加筆し掲載しています。
    1. 病気になった時の処置と医療機関情報
    2. 帰ってからの過ごし方

 

  1. 海外では水にご注意


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東南アジア地域へ旅行される方へ

WHOの報告によりますと東南アジア地域では、コレラや赤痢などの伝染病や腸炎ビブリオやサルモネラ等の中毒に年間十数万人の人が感染していると言われています。
東南アジアで流行し、一般の旅行者が感染しやすい感染症と海外駐在など長期滞在者が感染する恐れのある感染症は、次にようなものが考えられます。

    一般者が感染しやすい感染症

○コレラ

○腸チフス

○赤痢
○アメーバー赤痢

○食中毒:
サルモネラ、腸炎ビブリオ、病原大腸菌、(O-157等)、プレシオモナスが多い

○ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)

○デング熱

    長期滞在者が感染しやすい感染症(●は局地的な発生或いは感染の危険性が低い感染症)

○コレラ

●マラリア

●性 病

○赤痢

●デング熱

●ペスト

○ジアルジア症
(ランブル鞭毛虫症)

●狂犬病

●破傷風

○腸チフス・パラチフス

●エイズ

●結 核

○食中毒
サルモネラ、腸炎ビブリオ、病原大腸菌(O-157等)、
プレシオナモスが多い

●寄生虫疾患
(条虫、住血吸虫など)

●B型・C型肝炎

○A型・E型肝炎

●つつが虫病

○アメーバー赤痢

◎1996年、全国の空港検疫所で東南アジアから帰国した旅行者10名からコレラ菌、148名から赤痢菌が検出されており、食中毒患者は2,857名にも及んでいます。また、1995年の国内輸入感染例では、コレラ患者265名、赤痢患者286名、アメーバー赤痢14名、腸チフス20名、パラチフス7名、マラリア11名になっております。

    以下に東南アジア地域を旅行される場合の留意事項を紹介します。

    ★気候に注意

      感染症や食中毒の流行時期は、国によって多少違いますが、4〜9月の暑い時期にかけて多く発生し、11〜2月の比較的過ごしやすい時期の発生は、少なくなっています。
      逆に11〜2月は蚊が発生しやすく、都市での感染の恐れは殆どありませんが、森林地帯や農村部では蚊によって媒介されるマラリアに感染する危険がありますので注意してください。デング熱は、都市部での感染が近年増加しています。(シンガポール、クアラルンプールでも。)

    ★予防には体調第一プラス予防知識

      様々な感染症や風土病がありますが、都市やリゾート地の観光程度であれば体調を整えておくだけで、かなりの病気が予防できます。旅先では、どうしても飲み過ぎ、食べ過ぎ、旅の疲れなどで気付かない間に体の抵抗力が落ちてしまいがちです。この様な場合、体に病原菌が侵入すると病気に罹りやすくなってしまいます。そこで、感染症に罹りやすい「食べ物」について説明します。
      ◎生野菜・果実
        ホテルや一流レストランで出されるものなら安心ですが、市場や屋台などで蝿がたかっているようなものは避けて下さい。赤痢、食中毒あるいは寄生虫に感染する危険があります。

      ◎刺身・生ガキ

        日本の食習慣と同じ様な感覚で安易に生ものを食べることは、例え一流レストランや高級ホテルであっても注意が必要です。コレラや食中毒あるいはウイルス性肝炎に感染する恐れがあります。

      ◎なま水・氷

        国によって異なりますが、大抵の国では水道の設備は整っています。しかし、日本と違い硬質の水であること、細菌に汚染されることが比較的多いため、生水は避け、ミネラルウォーターを飲むようにしましょう。また、氷は生水から作られることが多いのでなるべく取らないこと。また、ウイスキーなどと一緒でも消毒効果はありません。

      ◎乳製品

        アイスクリームなどの乳製品には細菌が繁殖しやすい成分が含まれています。不衛生な店などでは温度管理が悪いために赤痢やサルモネラなどの食中毒に感することが多いようです。

    ★避けたい行為

      ◎野犬や猫
        狂犬病が撲滅されている国は僅かしかありません。シンガポールを除く東南アジア諸国でも狂犬病は存在しています。狂犬病は、ウイルスを持った犬猫に噛まれることで感染し、治療が遅れると死に至る病気ですので、涎を流している犬には近寄らないように注意しましょう。もし、疑わしい犬等に噛まれた場合、直ちに丁寧に消毒(水・石鹸等)を行い、医師の診察を受けて下さい。

        楽しい旅行を満喫するために、旅先の飲み水や食べ物などに注意することは、重要なことですが、旅先で、お腹の調子が悪いとか、下痢が続く時には、現地の医師に相談して下さい。また、帰国時に下痢が続いていたり、体の調子が悪い時は検疫所の健康相談室で検疫官に相談して下さい。

東南アジアの地域には、フィリピン、マレーシア、タイ、インドネシア、シンガポール、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ブルネイの国々が含まれています。国ごとの詳しい感染症保健医療機関情報が用意されています。

1.フィリピン
2.マレーシア
3.タ   イ
4.インドネシア
5.シンガポール
6.ベトナム
7.ミャンマー
8.カンボジア

9.ラオス
10.ブルネイ
11.項目別情報(東南アジア地域関係)
医療機関会話集(英語、仏語)、マラリア、
デング熱、コレラ、ペスト、赤痢・腸チフス、
水に注意、衛生害虫、寄生虫、旅行者下痢症、
携帯医薬品、予防接種、アジアの感染症
※この他に情報が用意されています。


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海外感染症情報

カ ン ボ ジ ア

1.感染症の流行状況

    カンボジアではコレラや赤痢などの法定伝染病を主とした消化器系疾患や結核などの呼吸器系疾患、マラリアなどの寄生虫疾患が流行しており、その数は年間、数十万から数百万人といわれています。
    現在、流行している感染症はおおよそ次の通りです。

    消化器系疾患
    その他の疾患

○細菌性赤痢

○デング熱(デング出血熱) ○つつが虫病

○食中毒  ○コレラ

○マラリア

○アメーバー赤痢

○破傷風  ○結核

○ランブル鞭毛虫症

○A型肝炎 ○E型肝炎

○腸チフス

○エイズ  ○寄生虫疾患

    消化器系疾患は、年間を通じて流行していますが、5〜10月の高温多湿の時期(雨期)に特に多発しています。熱帯・亜熱帯地域特有の病気であるマラリアの流行は都市部や平野部では比較的少ないようですが、低山岳地帯やタイ、ベトナムの国境付近では非常に多くなっています。ただ、マラリア患者が治療のために都市に集中しているために都市部での流行も懸念されています。同じように蚊によって感染するデング熱は一年中流行し、都市部でも発生しますが、地方の平野部での発生が多く、その患者数は数百万人といわれています。(1990年)。また、結核、破傷風、ウイルス性肝炎は季節にかかわらず発生している状況です。その他、日本では余り聞かれなくなったハンセン病の発生やメコン川流域での寄生虫疾患(メコン住血吸虫)の流行も報告されています。特に近年エイズ感染者が急増しています。

◎まだ、旅行者が少ないので参考となる数字ではありませんが、1996年、全国の空港検疫所でカンボジアから帰国した旅行者5名から赤痢菌、34名から食中毒菌を検出しています。また、1995年の国内輸入感染例では1名のコレラ患者と3名の赤痢患者、1名のマラリア患者が報告されています。

2.カンボジアでの病気予防法

    カンボジアの衛生状態は非常に悪く、長期間にわたり滞在すれば健康に充分注意していても様々な病気に感染する危険性が高いと考えて下さい。短期間都市滞在している場合には感染の危険性のあるのはコレラや赤痢あるいは食中毒等の消化器系疾患とデング熱ですが、消化器系疾患は体調を整えておくだけで、ある程度の病気予防は可能です。
    デング熱は蚊をよせつけなければ感染しませんし、一度刺されたからすぐ病気になるものでもありません。
    旅行に出かけると、疲れや飲み過ぎ、食べ過ぎで知らない間に抵抗力が落ちてしまい、この様な時、体内に少しでも病原菌が侵入すると病気になってしまう事を忘れずに・・・
    そこで病気を予防する上で注意が必要な食べ物と行動を紹介します。

    (1)注意したい食物

      ◎生野菜
        レストランなどで出されるものでも注意が必要です。市場や屋台で蝿がたかっているようなものは避けてください。赤痢、食中毒、寄生虫の心配があります。(肥料に人糞を使っている所が多い。)

      ◎果実とジュース

        自分で市場で買った物やホテルやレストランで出される物ならまず心配いりませんが、屋台などで切り売りされている果物(丸ごとならOK)やジュースはやめましょう。

      ◎生もの

        刺身・生ガキなどの生ものを食べるのは無謀な行為と言えます。一流のレストランやホテルであってもコレラや食中毒の危険があります。川魚も食べますが良く調理しないと寄生虫やコレラ、赤痢の心配があります。

      ◎生水・氷

        水道の設備はある程度整っていますが、汚水が混入しているため、水質は極めて悪い状態です。メコン川の水は水質は悪くありませんが、病原菌や肝炎ウイルスに汚染されていることが多いため避けて下さい。水が飲みたい場合はミネラルウォーターやボトルドウォーターを注文して下さい。
        また、氷は生水から作られることが多いのでなるべく取らないこと。ウイスキーなどと一緒でも消毒効果はありません。

    (2)やってはまずい行為

      ◎水遊び
        メコン川流域には様々な危険な寄生虫がおりますので注意して下さい。この他、破傷風や他の寄生虫にも感染する危険がありますので、裸足にはならないように注意して下さい。

      ◎蚊に注意

        マラリアやデング熱は蚊によって感染します。マラリアを媒介するハマダラ蚊は夜に活動し、逆にデング熱を媒介するネッタイシマ蚊は日中に活動します。マラリアは予防薬を服用する事で予防が可能ですが、デング熱は予防薬もワクチンもなくかに刺されないことが唯一の予防になります。これらの感染症が流行する地域に出掛ける際には、蚊に刺されない服装をするか、防虫スプレーや蚊取り線香を活用して下さい。

3.マラリア情報(WHO)

    年間を通して、首都プノンペンとTonle Sap(トンレサップ湖)周辺を除く全土に病原性の強い熱帯性マラリアが存在しています。アンコール・ワットの観光地にも発生があります。(日本人が感染すると死亡する事が多い。)
    クロロキンやサルファドキシン・ピリメサミンやメフロキンの予防薬が効かない薬剤耐性熱帯性マラリアの報告が多いが、予防薬としてはメフロキン、西部地方ではドキシサイクリンの服用が勧められています。
    *服用については副作用等に注意し、安易な服用はやめましょう。
    (メフロキン・商品名:ラリアン、メファキンなど、ドキシサイクリン・商品名:ビブラマイシンなど)

緊急時の連絡先 ◎在カンボディア日本国大使館 電話:023-217161

NARITA QUARANTINE


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海外保健医療情報

カ ン ボ ジ ア

1.病気になった時

    (1)処置
      カンボジアは長い内戦の影響で衛生状態が非常に悪化しています。そのため国内で発生する感染症も多く、カンボジアに旅行される方は、大きな危険に身をさらさなければなりません。
      実際、流行する感染症の中で旅行者が注意しなければならないのは、コレラ、赤痢、アメーバー赤痢を始め、腸チフス、食中毒等の消化器系感染症やA型・E型肝炎のほか、熱帯・亜熱帯地域特有の感染症であるマラリア、デング熱など広範にわたっています。
      そのため日本に居る時と同じ感覚で考えると治療が遅れ、取返しがつかなくなる場合も多くなりますので、安易な素人治療は避けると共に抗生物質の乱用は効果のない場合、かえって悪化することがありますので慎むべきでしょう。
      ただし、症状が激しい時、一時的に日本から持参した市販の薬(病院の薬と違い効果が弱い)であれば使用するのは差し支えないでしょう。カンボジアで市販されている薬には偽薬も数多くあるので注意が必要です。

    (2)カンボジア国内の医療機関

      カンボジアにはプノンペン市の中央病院6カ所、地方病院として35カ所の州立病院、175カ所の県立病院および1,361カ所の診療所の計1,571カ所があります。
      首都プノンペンにある国立病院が国内では設備、技術とも比較的整っていると言われていますが、長期間にわたる内戦の影響で設備は老巧化し、医師も少なくなっており、医療機関のレベルは日本や他の東南アジア先進国と比較してもかなりの差があります。(東南アジアでは最もレベルが低い。)
      そのため簡単な応急治療のような治療は可能ですが、医薬品や医療機材が不足がちなために完全な治療は望めません。れっきとした国立病院でさえ、出産するために、食料、医薬品、医療器材すべてを持ち込まなければならないような状況です。
      緊急を要する疾患や重症疾患では近隣の医療先進国(タイ、マレーシア、シンガポール等)に移送しなければなりません。この際の移送費は個人負担になる場合が多いので、出来れば海外旅行傷害保険に加入したほうが良いでしょう。
      医薬品に関しては、薬局、準薬局が全国で200〜300店舗が開設されていますが、薬品の製造設備が少ない事、薬品保管などの監視体制が不完全である事から、信用できる薬の購入は不可能に近いのが現状です。勿論、外国の援助によって、輸入品もありますが、余程信頼のおける薬局でないと安心して使うことができません。旅行者自身で使用するのであれば日本から持参するのが一番です。

      下記にカンボジアにある病院を幾つかあげます。電話や住所など詳細につきましては不明な点があるかと思われますが御了承ください。
      なお、1993年10月現在、日本を含む諸外国のカンボジアに対する経済援助により、病院の設備、医療器具の充実が図られ、また医師の育成も行われていますので、この資料よりは下記の病院の施設等は多少は良くなっていると思われますので確認の上、御利用になって下さい。

        プノンペン市内の病院
          カルメット病院(国立総合病院):総合診療
          4月17日病院(モンク病院)(国立総合病院):総合診療
          母子保険センター病院(国立病院):産婦人科・小児科
          シアヌーク病院(国立総合病院):総合診療
          国立小児病院(国立病院):小児科
          耳鼻咽喉科病院(国立病院):耳鼻咽喉科

        シェムリアップ州

          SIEM REAP(シェムリアップ)州立病院:総合診療

      この他、カンボジア人医師が個人開業しているクリニックがあるようですので日本大使館に問い合わせると良いでしょう。

2.帰ってからの過ごし方

    帰国して最初に通るのは検疫所です。もし、滞在先で下痢、腹痛、発熱など体に異常があれば健康相談室で相談して下さい。赤痢やコレラでも軽い症状で済んでしまうことがありますが、感染力は思ったより強いので、自分で大丈夫と思っていても家族や会社の人に感染することもありますので・・・
    また、潜伏期間といって感染してから一定の期間たたないと発病しない病気が数多くあります。検疫通過の時は何ともなかったのに数日してから症状が出ることがあり、その時(症状が出た時)には、速やかに医師の診察を受けましょう。診察を受ける際には滞在した国と期間、蚊やノミ、ダニに刺されていたらその事も、また、食べたものについても説明されると診断の役に立ちます。


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海外では水にご注意

硬 水

    我が国の水は、ほとんど軟水です。海外では、硬水の所が多く硬水に不慣れな人が飲用すると下痢を起こすことがあります。
    硬水はカルシウムやマグネシウム等の無機質が多く、石鹸の泡立ちが良くないので分かります。
    このような無機質を多く含む水は、煮沸することによって硬度を下げることが出来ます。

海外の水道事情

    発展途上国では、水道の水に注意を要する場合があります。上水道の不備、不完全な下水処理等で水道管の破損や水圧が低い場合に外部から、コレラ、赤痢、アメーバー赤痢、ウイルス性肝炎、腸チフス、寄生虫等の病原体が混入して汚染されていることがあるため油断できません。

飲料水の簡単な消毒法

    (1)煮沸する。
    (2)薬品による消毒を行う。
    (3)濾過して煮沸する或いは濾過して消毒するなどがあります。
      以下、上記3通りの方法について説明します。

方 法

使用器具・薬品等

備考及び注意

煮沸

煮沸してから更に10分以上沸かしこれをさましてから飲む

小型の電気湯沸かし器(電圧とプラグの形状に注意)簡易湯沸かし器、やかん、鍋等を用いて煮沸する

※殺菌と硬度を下げる2つの効果がある

※殆どの病原微生物を殺すことができる
但しアメーバー赤痢のシスト等は殺菌不能

薬品

       

透明な水

1リットル当り

濁った水

1リットル当り

商品例(名)

※薬液滴下後30分おいて塩素の匂い又はヨードの味がしていればOK

※殆どの病原微生物を殺す事が出来る
(但しアメーバー赤痢のシスト等は殺菌不能)

※使用時の注意書きを良く参照すること

1%の塩素剤

(ピュアの場合)

10滴

コップ一杯に1滴

20滴

コップ一杯に2〜3滴10分おいて飲む

日本ではミルトン(MILTON)ピュア(PURE)等がある

4〜6%

の塩素剤

2滴

4滴

日本ではないが米国や発展途上国ではクローラックス(CLOROX)がある

2%の

ヨードチンキ

5滴

10滴

一般の外傷用の消毒液で代用可

濾過

濁った水は濾過器を使用した後、煮沸して飲むか、薬品で消毒して飲む

陶器製や使い捨ての濾過器があり欧米や発展途上国で購入出来ます

※細菌を除去するもので殺菌するものではない

※手入れが悪いと逆に雑菌が繁殖し逆効果になる

その他の飲み物について

    ミネラルウォーター
      ※栓が完全にしてあるもので水漏れのないものを選ぶ。
      ※ガス入り(炭酸飲料など)のものがあれば、その方が良い。
        (栓を開けたときの泡で飲み口の回りを綺麗にできる事、又、酸性であるために、ある程度殺菌効果があるようです。味は若干落ちますが、感染予防のためには良いでしょう。)

    ソフトドリンク

      ※ビール、ワイン、缶入りジュース等は錆やへこみ或いは傷の無いものを選ぶ方が安全です。
        (生のミルク等の乳製品はサルモネラ菌等の細菌が繁殖しやすいので入れない方が安全です。)

      ※コカ・コーラなどの名前が知られているものを選びましょう。

      ※氷は水から作られています。そのため生水を飲めない発展途上国などでは氷が入った飲料は、例えウイスキーといえども危険です。

下痢をしたときの水分補給

    ※食中毒、コレラなどの下痢性疾患では、下痢による脱水で生命にも危険が及びます(特に小児)。迅速な治療を受けられない時の救急策としてWHOの勧める経口補液(ORS: Oral Rehydration Solution)を作って飲ませることも有効です。また、スポーツ飲料等を飲むのも良いでしょう。

ORSの作り方

    ※(1)(2)どちらでもOK

    (1)

    ブドウ糖(又は砂糖40g)・・・20.0g
    食  塩・・・・・・・・・・・3.5g
    重  曹・・・・・・・・・・・2.5g
    塩化カリウム・・・・・・・・・・・1.5g


     水         1,000ml

代用経口補液

    (2)

    食  塩・・・・スプーンすりきり1杯
    砂  糖・・・・スプーンすりきり8杯


     水         1,000ml
以上、簡単に紹介しましたので参考にして下さい。
でも、病気予防には、旅行中は暴飲暴食をしないよう心掛けることが第一です。お忘れ無く!
気を付けて楽しい旅行を!!

参考資料:海外で健康に暮らすための手引き:渡辺義一
:海外医療ハンドブック:日本熱帯医学協会 
:熱帯環境における水:藤田紘一郎     
厚生省 成田空港検疫所
電話:0476(34)2310


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